ごあいさつ Greetings

会長写真 第8回日本下肢救済・足病学会 九州・沖縄地方会学術集会
大会長 伊東 啓行
(済生会福岡総合病院 血管外科 主任部長)
この度、2019年10月18日(金)・19日(土)2日間に渡り、アクロス福岡(福岡市)において第8回日本下肢救済・足病学会 九州・沖縄地方会 学術集会を開催させていただきます。大会長の大任を仰せつかりました福岡県済生会福岡総合病院 血管外科の伊東啓行です。本学術集会を開催させていただくにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 本学会を主催させていただくことは大変光栄であるとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いです。ご参加いただく皆さまの期待に応えるべく、末松延裕事務局長、大塚佳代副大会長をはじめ、本会運営委員一同スクラムを組んで鋭意準備を進めております。
 2019年9月中旬より11月はじめにかけて、第9回ラグビーW杯が日本で開催されます。今回のテーマはこれにちなみ、「One For All, All For One -スクラムを組んで足を救おう-」とさせていただきました。
 この学会がターゲットとして向き合っている救肢のための治療を必要とする患者さんの大部分は、糖尿病や慢性腎不全による維持透析といった基礎疾患を有する重症下肢虚血(Critical Limb Ischemia, CLI)です。この疾患は単一の診療科のみで治療できる疾患ではなく、様々な側面からのアプローチを必要とする強敵です。いわばオールブラックス(※1)のようなもので、このような強敵に勝利を収めるためには、一人二人の優秀なプレーヤーがいるだけでは到底かなうわけはなく、すべてのプレーヤーが一つの目的に向かって結束することが不可欠です。
 CLIに対しては、血行再建にて虚血の改善を図る循環器内科・血管外科・放射線科、創部の治療を担当する形成外科・皮膚科・整形外科、糖尿病内科による血糖管理、腎臓内科による透析管理などに加えて、看護師による発症・再発予防のためのフットケア、検査技師による下肢虚血の評価・スクリーニング、さらに自力歩行を可能せしめる理学療法士、義肢装具士など多職種のスタッフが強固なスクラムを組んで治療にあたり、患者さんを歩いて帰すことで、はじめて強敵に打ち勝ったのだと言えるのだと思います。目下のところ、この試合のノーサイド(※2)はまだまだ先にあるのだと思います。
 本学会ではこのような多職種でのスクラム、チームワークをキーワードにセミナー、特別講演、フットケア実技ワークショップなどを企画し、足病患者の診療に関わる多くの方々のご参加をお待ちしております。そして、下肢救済・足病治療に関する新たな知識や技術の普及・啓蒙、さらには教育・研究などに関しても活発なディスカッションが行われることを期待してやみません。
 ここ福岡で共通の志を有する多くの皆様と出会えることを楽しみにしております。
2018年4月吉日
 
※1.ラグビーニュージーランド代表チーム。
※2.ラグビーで試合終了の意味。

 
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